

外用鎮痛消炎剤として大正10年に発売された『サロメチール』は、そもそも神経痛やリウマチ(ロイマチス)への外用治療薬として開発されたものでした。
1920年頃、塗って痛みをしずめる薬として評判だったフランスの『ボーム・ベンゲ』という軟膏に注目した田邊元三郎商店(現・田辺三菱製薬)では、軟膏の主成分がサリチル酸メチルであることを知り、薬の開発に取り組みます。一方、成分の開発と並行して、粉石鹸を基剤としたべたつかない理想的な軟膏の開発に成功し、1921年(大正10年)サリチル酸メチルを主成分とした外用鎮痛消炎薬『サロメチール』(25g入りチューブ)を発売。ちなみに商品名称は、サリチル酸の「サ」とロイマチスの「ロ」とメチルによるものです。やがて剤型も軟膏のほか液状の製品なども開発され、多くの人々に愛用されていきます。
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『サロメチール』の当初の額看板


スポーツマン向けの『サロメチール』の広告(大正13年9月『体育競技』)
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